空き状況が簡単にわかります
鍼がなぜ効くのか?
ものすごく簡単に言うと、針を刺すことで小さな傷を作って、その傷を修復する過程で血流を集めて肩こりや首こりを治します。
お灸がなぜ効くか?
ものすごく簡単に言うと熱による刺激で体を調整します。
身体の上で火を燃やすという日常では生じない事象に体が反応します。
東洋医学では表面的な症状を治すことを標治、本当の原因を治すことを本治といいます。
標治だけでなく本治を行うことが東洋医学治療の特徴です。
例えば肩こりがあるときに肩こりだけ治そうとするのは標治です。
本治とは体内の「虚と実」のバランスを調整して、自分の力で自然治癒できる状態にすることです。
虚とは不足している状態、実とは逆にパンパンになっている状態です。
例えば肩や背中がパンパンに張っているのは実、元気がなく疲れやすいのは虚の状態です。
健康な状態であれば一時的に肩こりが生じても自然にもとの状態になります。
「虚と実」のバランスが崩れていると肩こりが自然に治らずどんどんたまっていきます。
そのため、凝っているところを揉んで、一時的に軽くなってもまたすぐに肩こりになってしまいます。
それを根本から調整していくことを目標とした施術を目指しています。
その際に重要になるのは気血の通り道を正常な状態にすることで、この通り道を東洋医学では経絡といいます。
そして経絡上の代表的な場所が経穴、いわゆるツボです。
虚実を調整する補法と瀉法
東洋医学では経絡が「虚か実か」を見ながら、「実」に対しては瀉法、「虚」に対しては補法という治療法で調整していきます。
概して鍼治療は瀉法、灸治療は補法です。
強いマッサージは瀉法といわれますが、私は指圧と按法中心のマッサージ、お灸によって補法を行います。
陰陽説:世の中のすべてのものは陰と陽に分けられます。昼は陽、夜は陰。夏は陽、冬は陰。天は陽、地は陰。
陽がないと陰は成り立ちませんし、陰は陽がないと成り立ちません
五行説:すべてのものは木、火、土、金、水という5つに分けることができると考えます。
関係性でいうと木は火を生み、火は土を生み、土は金を生む。金は木をこくし、水は火をこくします。
東洋医学では体の大事な働きを五行で考えます
それが五臓といわれるかんしんひはいじんです。これらは単なる臓器ではなく体の働きを言います。たとえば肝は肝臓という意味ではなく、血液の巡りや感情のコントロール、気の巡りにも関わります。
この5つの物質がバランスを調整されて存在しているので、どれかが弱くなったりあるいは
過剰に強くなると病になります。
身体の体調が悪いとこの五臓のどれかが不調になっていおる。
何が不調かというと五臓を働かせる気、血、か不足していたり過剰になっている状態です。
そしてその五臓へ気血の通り道が経絡といい、経絡上の代表的な場所が経穴、いわゆるツボです。
なのでやみくもにツボといわれるものを刺激すればいいのではなくて、不足あるいは過剰で疎通がよくない経絡のつぼを刺激することが重要になります。
実と虚は陰陽でいうと、実が陽、虚が陰です。
かたこりは陽が増えて、陰が不足している状態です。
そして現代的に言うと自律神経では交感神経が陽で副交感神経が陰です。
交感神経は活動するための神経です。
一方副交感神経は内蔵消化機能を動かして、交感神経で使うためのエネルギ-を産生する活動を支配します。
昼間仕事や勉学などの活動して、夜しっかり休むことでこのバランスが取れています。
しかし交感神経が優位な昼の活堂ばかりして、夜しっかり休めないと、
交感神経の活動がどんどん過剰になり陽が過剰、副交感神経が働く時間が短くなり、陰が不足の状態になりますこれがストレス過剰状態です。
多くの方はこの状態にあると思います。それが陽の過剰、実の過剰として肩こりや腰痛に現れる。
実の状態は決して悪い状態ではありません。何かの動きをするときは必ず一時的に実の状態になります。
どこかへ向かうときは足や体に力が入ります。一時的な実の状態です。
陰陽バランスの整った健康な状態なら実になってもすぐに平穏な状態に戻ります。
実になって、平になってという動きができなくなってるのはその動きができるエネルギーが不足している。あるいはまだ動かなきゃという不足感があるためです。
この不足状態、虚の状態を解消することで初めて実が解消されるのです。
頑固な肩こり首こりを溶かしていくために、指圧マッサージ・鍼治療で筋肉をほぐします。
おきゃさまの肩や首の動き、筋肉の状態を触診してどの筋肉をほぐすとよいかを判断します。
そして鍼で刺激するあるいは電気鍼によって筋肉を他動的に動かし血流をよくしてほぐします。
肩こりにはこんなにいろいろな筋肉が関係しています。
しっかりほぐしますのでおまかせください。
僧帽筋
肩甲下筋
棘上筋
棘下筋
板状筋
最長筋
肩甲挙筋
菱形筋
半棘筋
後頭下筋
頭斜筋
斜角筋
広背筋
大胸筋
小胸筋
上腕二頭筋
上腕三頭筋
三角筋
小円筋
大円筋